学生の青田買いから青田創りに向かう企業の本音 「世界で勝てない!」日本企業の採用の焦り
大企業が抱く「世界で勝てない」という危機感
筆者が代表理事を務める一般社団法人エッジソン・マネジメント協会では、これまで産官学が連携し、次世代リーダーの育成に取り組んできた。この取り組みには、日立製作所、パナソニックオペレーショナルエクセレンス、京セラ、清水建設など、日本を代表する大手企業を含む、100社以上が参加している。
では、なぜそれらの大手企業が、短期的な利益に直結しない、中長期的な人材育成に参画しているのか。その背景にあるのが、「このままでは、世界でまったく勝てなくなってしまう」という、深刻な危機感である。
なぜ、そのような危機感が生まれているのか。今、AIをはじめとする技術の発展やニーズの多様化によって、事業環境は目まぐるしく変化している。環境に適応できず、大手企業であっても事業の撤退や譲渡を余儀なくされることも少なくない。環境に適応し、常に新しい価値を生み出し続けなければ、生き残れない時代である。
たとえ大企業の経営者であっても、生き残るための正解を持っている訳ではない。そのような環境下では、現場の社員一人ひとりに「自ら考え、自ら動く力」が求められている。いま必要なのは、正解を“見つける”力ではなく、正解を“創る”力である。


















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