本人の強い決意と母親の葛藤
苦しい日々が続いていた。
夏休み明けの模試の結果も全てE判定。そろそろ、出願校を決めなければならず、学校からは帝京大学の推薦入試に出願したらどうかという話もあった。
だが淳さんはうんと言わない。苦手な勉強を克服すること。目標をそう決めた淳さんにとって、志望校に定めた大学よりも下の偏差値帯の大学に入ることは承服しかねることだった。推薦入試の中には、併願を認める入試方式もある。だが本人は譲らない。
「推薦の準備をしている暇はないんだ!一般入試の勉強にかけさせてくれ!」
結局、推薦入試は1つも受けずに一般入試だけで勝負することに決めた。
朝は自宅近くの公民館で勉強、午後から塾の自習室へと向かう。満腹になると眠たくなってしまうからと、昼食は母親におにぎりを作ってもらい、ちょこちょこ食べることにした。寝ている時以外のほとんどを勉強に費やす日々が続く。



















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