なぜ最近はドラマや映画発のヒット曲が少ない? 「おしん」「もしもピアノが弾けたなら」の作曲家・坂田晃一さん語る《音楽に主張がなくなったワケ》

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25年には、自身が手がけた『おしん』や大河ドラマ3作品のテーマ音楽を演奏する機会もありました。

直近では1月12日に、新交響楽団の演奏会において、オーケストラのための新作、「管弦楽のための『詩篇』―“Don’t stop talking about them”」が世界初演されます。自身が「人生の集大成に」と位置づける1曲と話します。

都内マンションの自宅兼仕事場は防音を施してあり、チェロを弾くスペースの横にはルームランナーが。現在、83歳になる坂田さんですが、欠かさず負荷をかけたウォーキングをしています。

「音楽活動には体力が必須です。ルームランナーがあればどんな天候でも歩くことができますし、仕事の合間の気分転換にもなるので体力維持のために続けています」

オーケストラの練習にはチェロを担いで地下鉄に乗り参加しています。練習後には、行きつけの居酒屋で仲間と食事を楽しみますが、その際のメニューにも気を使っているのだとか。

坂田晃一さん
自宅に設置したルームランナーで運動をする坂田さん(写真:筆者撮影)

83歳でも現役「新しい挑戦への原動力」

シニアになってからも新しい挑戦を続ける、その原動力はどこにあるのか。それは、坂田さんの創作に対する枯れない想いにありました。

「もう一度、チェロを演奏してみようというきっかけから始めたオーケストラ活動ですが、これまで携わってきた『商業音楽=コマーシャル・ミュージック』から一線を画して、原点でもあるいわゆるクラシック音楽的な『シリアス・ミュージック』を書こう、という意欲が湧いてきたのです。楽団創立70周年の機会で委嘱を受け、再びオーケストラ音楽を作曲することになりました」

時代とともに求められる音楽も変化してきた現在。しかし、坂田さんは果敢に新しい音楽を生み出そうと日々、創作に没頭しています。

古関 和典 ロケ地研究家、コンテンツツーリズム研究家

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こせき かずのり / Kazunori Koseki

1973年神戸市生まれ、早稲田大学政治経済学部卒業後、旅行会社に入社。映画『のだめカンタービレ』のヨーロッパロケを担当して以降、社内でチームを立ち上げ、数多くの映画、テレビドラマ、アニメ等のコンテンツ制作の業務に携わる。2016年、TIFFCOMにおいて、『日経エンタテインメント!』と共催で「全国ロケ地セミナー」を開催し、その活動が同誌でも紹介される。2023年、法政大学大学院政策創造研究科修士課程修了。

現在は業務の傍らでロケ地研究家として「ロケ地ラボ」を主宰し、各大学や地域での講演も行っている(2015年以降、内閣官房より「地域活性化伝道師」の委嘱を受け活動)。2021年、フジテレビ『超逆境クイズ!!99人の壁』に「ジャンル=ロケ地」でチャレンジャー出場、グランドスラム達成。コンテンツツーリズム学会理事。

ブログ:https://ameblo.jp/chiiki-media/

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