軍事でもビジネスでも同じこと…元・自衛隊女性幹部が【風呂場で学んだ】必ず成果を出す"鉄則"

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セクハラもパワハラも不正も、最初は小さな見逃しからはじまります。気づいていながら黙認する空気が、組織の骨幹を静かに腐らせていくのです。

もちろん、その場で叱るより、あとで静かに指導するほうが適切な場合もあります。大事なのは、「私はちゃんと見ているよ」というメッセージを、日常のなかで出し続けることです。

「あと回し」は、人生を曇らせる

このことは、ふだんの生活にもあてはまります。

セルフスタータ― 自分で自分を動かすスキル 米陸軍工兵学校で学んだ仕事と人生で大切なこと
『セルフスターター 自分で自分を動かすスキル 米陸軍工兵学校で学んだ仕事と人生で大切なこと』(日本実業出版社)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

・先延ばしにした部下との面談

・バックアップを取っていない大事なデータ

・未整理の領収書や経費申請

・気まずくて返信できないLINE

・ごまかし続けている歯や腰の不調

・冷蔵庫に眠る、ずっと開けられていないタッパー

「すぐに」は無理でも、「いつまでも放置」すれば確実にしっぺ返しがきます。見ないふりをしたぶんだけ、ツケは大きくなって返ってくるのです。

アメリカのパウエル元国務長官も『リーダーを目指す人の心得』(飛鳥新社)で、こう言っています。

「小さな間違いや不備を、その場で直す気骨のないリーダーが、大きなことに対処できるわけがない」

「明日やろうは馬鹿野郎」――と自分にも言い聞かせています。完璧を求めなくていい。今日ひとつだけ整えられたら、それが立派な進歩です。

有薗 光代 元・陸上自衛隊幹部(三等陸佐退職)

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ありぞの みつよ / Mitsuyo Arizono

1982年大阪生まれ。芸術一家に生まれ、真言密教僧侶の弟2人という家庭で育つ。四天王寺高校卒。高校時代、特攻隊員の遺書に衝撃を受け、「平和を次世代につなぐ」と防衛大学校を目指すが二浪して不合格も諦めきれず、自衛隊の最下級である二等陸士として入隊。上官の靴磨きからキャリアをスタートさせ、エリート幹部の登竜門とされる指揮幕僚課程に一発合格。日本人女性としてはじめて米陸軍工兵学校に家族を帯同して留学し、優秀な留学生に贈られる次席表彰を受賞。国連南スーダンミッションでは軍事部門司令官表彰(上位10%)および日本人初のジェンダー部門ノミネートを受けるなど、異例のスピードで抜擢と出世の機会を得る。東日本大震災、九州北部豪雨災害など合計4回の災害派遣、国連PKOに2回従事。現役の20年間で合計18回の防衛記念章を受賞。令和4年には内閣府国際平和協力本部長(内閣総理大臣)から感謝状を受賞。その原動力は米陸軍工兵学校で学んだ「どんな状況にあっても自ら考え、動き、ミッションを遂行する『セルフスターター精神』」にある。帰国後、制服組トップを補佐する統合幕僚監部に勤務中、夫の闘病を機に早期退職。退職後は、「女性・平和・安全保障(WPS)」をテーマで講演活動 を行うかたわら、築135年の古民家を再生した「門リトリートサロン」を創業 。人が自らの原点と再びつながる"人生の門出"を支援している。

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