「前例踏襲」の学校と社会をアップデート!孤立、不登校…それぞれに悩む先生と保護者に伝えたい「希望の持ち方」 《今大切にしたい横のつながり》

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① 生涯にわたって役に立つよい学びができるようにしよう。
 ② いろいろな学ぶ人がいる、すべての人がよい学びができるように考え工夫しよう。
 ③ キラキラしたワードや、絵に描いた餅じゃ意味がない。「今までこうだった」から脱皮して、本当によい学びをすべての子どもたちに。自分の人生は自分で決めて、幸せな社会の中で命を全うしてほしい。

これらを実現するには「現場の先生、頑張ってね、よろしく!」じゃなくて、リソースが少なすぎる現場に供給が必要。ヒューマンリソースの枯渇は本当に深刻すぎる問題だし、教員を育てるシステムも極めて危険水域です。自治体や都道府県の本気度が試されます。

家から一番近い学校を「いちばんいい学校」にしたい

社会学者・朴沙羅氏の著書『ヘルシンキ 生活の練習』ではこのような印象的な一節がありました。朴氏は研究者でフィンランドの大学に職を得て、子ども2人とともにヘルシンキに移住。小学校入学を控えた長女のことを考え「フィンランドにいわゆるいい学校ってあるんですか」と彼女の同僚に問います。

その回答はなんと「家から一番近い学校」。ヘルシンキ市内に私立の小中学校はほとんどないそうです。

翻って日本の状況を考えると、学校に通うことをやめている子どもたちが年々増えています。日本も、家から一番近い学校、タダで通える学校が、懐深く間口を広く、いろいろな子どもたちを受け入れて、個々の子どもに応じた学び場でありたいと願っています。

また、もしも学校が子どもたちにとって無理な場所であっても、地域には公民館や博物館や図書館、美術館など社会教育施設が大なり小なりあるはず。そこでも学ぶことはできます。もちろん今の時代はオンラインだってある。あなたはこの地域の住民で、この国の国民だから、学ぶ権利は尊重されるんです。

大人たちは、「そんなこと言っても入試が、受験が」と言います。でも、ものすごい勢いで少子化が進んでいる今、入試制度も変わらなければやっていけないし、存続が難しい学校もたくさん出てきているのも事実。「今までこうだった」という考えを捨てないといけない時代になりました。

「とはいえ」を封じて「できたらいいな」を語り合う。そして、「やってみよう」ができる国に、なってほしい。「どうせ無理」と言わすに読んでくださってありがとうございます。

2026年、希望を持って一歩ずつ進んでいきましょう。

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森 万喜子 青森県教育改革有識者会議副議長、文部科学省CSマイスター、元北海道公立中学校長

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もり まきこ / Makiko Mori

校長在任中に、シンプルに本質を問う学校改善に取り組む。前例踏襲や同調圧力を嫌い、「ブルドーザーマキコ」というニックネームで呼ばれる。雑誌、新聞等に執筆活動、全国で講演活動や、地方教育行政へアドバイザーとしても活動を行っている。著書に『「子どもが主語」の学校へようこそ!』(教育開発研究所)。北海道小樽市在住。

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