芸術とは何か?という問いにまつわるアートの価値の問題を、さらに現代のサブカルチャーやファッションがダイナミックに交差する消費文化の中に投げ込んだアーティストもいます。
鉄腕アトムやセサミストリートまでがアートに
KAWS(カウズ)というアーティストは、自身のつくったキャラクター「コンパニオン」を世界中の観光地や絶景に置くプロジェクトを展開しつつ、同時にユニクロとコラボレーションして誰もが買えるものとして流通させたり、鉄腕アトムやセサミストリートなどのさまざまな外部のキャラクターに「コンパニオン」のバツ印の目を与えるコラボプロジェクトを展開しました。
かつてウォーホルが「洗剤の箱」を美術館に持ち込んで大量消費製品をアートに変えた。それをKAWSはさらにひっくり返して、アートをファストファッションとして消費される製品として拡散させたのです。
このように、現代美術の作家たちは、既存のルールを疑い、価値観をひっくり返し、時には炎上スレスレの際どいボールを投げ込んできます。
それは単なる悪ふざけではなく、私たちが無意識に受け入れている「社会の枠組み」を可視化するための、真剣な思考のゲームです。
(後編に続く)
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