「Excelや資料作成」より先に新人が学ぶべきこと。AI時代のコンサルが実践する「チームで成果を出す」3原則

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次に職場の横の構造を考えてみましょう。縦の構造では同じ階層にいる「メンバー」間の役割分担では、次の2つをセットで考えるのがポイントです。

①強みを活かして活躍する(core performance)
②余力をつくり、その余力で新しい領域に挑戦する(exploration)

プロジェクトでは予期せぬ事態が必ず起きます。だからこそ、強みを軸にまず「勝ち筋」を確保する。そして生まれた余力で「冒険」する。

実際、強みを軸に「まず勝つ」→「小さく挑戦する」というサイクルが強いチーム文化として根付いてる企業もあります。この「活躍→冒険」モデルは、メンバーに成功体験を積ませ、自信と勇気を与え、さらに大きな挑戦を可能にします。

強いチームの強い人たちが持っているもの

原則3 強いチームは「OS」を共有している

多くの人が「仕事のスキル」として、調査・分析・説明・議論を思い浮かべるでしょう。しかしプロジェクト活動の本質は、個々のスキルではありません。

重要なのは、異なる強みを持つ人が互いの力を引き出すための「コラボレーションOS」が共有されているかどうかです。

OSとは、チーム内で共通理解されている仕事の進め方・会話の作法・情報処理フローのことです。

例を挙げると、

・意思決定のプロセスをどう共有するか
・どこまで情報を“見える化”するか
・不確実性が生じたときにどう相談するか
・議論の際の「問い」の立て方をどう揃えるか

こうしたOSが共有されると、コミュニケーションは安定します。すると、互いの意図や背景が理解できるようになり、信頼が生まれ、チームが強くなっていきます。

逆にOSがないチームは、個々が優秀でもパフォーマンスが安定しません。

最近では、製薬業界や金融業界でもプロジェクト型の働き方が急増しており、「コラボレーションOSの導入研修」を設ける企業が増えています。スキル以前に、「協働の土台」を整える重要性が理解され始めたのです。

「AIが仕事を奪う」という議論があります。しかし、プロジェクトという営みを見れば、むしろ逆です。

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