「7歳と9歳の子どもを遊園地で放置」「タバコが吸えず母親が優先レーンに突撃」…年末年始に帰省しない毒親サバイバー「最悪すぎる家族旅行」の実態

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毒親育ちあるあるかもしれないが、こんな家庭で育った筆者は年末年始に帰省しない。筆者にとって年末年始とは、ただ自宅でジッと過ごすための時間なのだ。お盆とは違って周りの人がみんな帰省か家族と過ごすので、帰れる実家がない人間にとって年末年始は孤独になりがちだと思う。筆者は比較的友人が多いほうだが、基本的に年末年始はひとりで過ごすことになる。

家族との思い出が薄っぺらいながら、わずかだが年末年始に家族旅行したことがある。血のつながった父とは離婚済みだったので、同行者は当時の母の交際相手だった。この男性は自分たち兄妹にとって比較的常識人であったため、かなり助けられるシーンが多かった。まあ、子どもを連れた旅行の疎ましさを実感した母親により、家族旅行という行事は抹消されることになるのだが──。

さて、そんな家族旅行の中で小学2年生の年末年始の「大阪旅行」には主に悪い意味での記憶がたくさん残っている。

「遊園地行ってみたい?」

「遊園地ってなんなん?」

「みろくの里(広島県唯一の遊園地)みたいなとこよ」

「楽しいん?」

「そりゃあ楽しいけえ」

「じゃあ行く!」

この時までは、まるで仲の良い家族のような会話があったような記憶がある。しかし、機能不全家族の旅行にあったのは、期待していたワクワクではなく、私たちなりの地獄だったーー。

みろくの里
大人になってから友人と行ったみろくの里。竹林の中に恐竜がいる(友人撮影)

初めてのUSJで悟った「行列に耐えられない人間」の”末路”

USJ
2025年2月に訪れた際に撮影したUSJのモニュメント(筆者撮影)

筆者の母は喫煙者だ。タバコを吸えなければイライラするし、その様子を隠すこともない。

初めてのUSJは、その敷地の広さに圧倒されるばかりだった。当然、筆者が育った島に遊園地なんて存在しない。浮き輪に乗ってプカプカ海に浮かんでいると、時折チヌ(クロダイ)に突かれるなんてイベントはあるが、人食いザメに追いかけられたことも恐竜から逃げたこともなかったのだ。

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