WBCはネトフリ独占配信で何がどう変わるのか? 試合をそのまま伝えるだけでない演出の実績

✎ 1〜 ✎ 214 ✎ 215 ✎ 216 ✎ 217
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

その分、安定感があるが有料視聴になったことのメリットはあまり感じられない。

しかしNetflixは、スピッツアー氏の説明にあったように独自の演出で「スポーツコンテンツ」の魅力を最大化することに眼目がある。

Netflixにアクセスできない層ををどうフォローするか

筆者はWBCの放映権をNetflixが独占契約した際に、従来の地上波放送のように人気タレントが出演して試合を盛り上げるような試合中継とは異次元の、スポーツの本質的な魅力に迫ったコンテンツを期待したい、といろいろなメディアに書いた。

今日の会合でNetflixは、まさにこの部分に挑戦しようとしているのだと感じた。

また「コミュニティ・スクリーニング」は「お金を払わなければWBCが見られない」というネックに対するサポートでもあろう。選手の出身地のファンは「パブリックビューイング」で応援することができる。

ニッポン放送がラジオでWBCの中継をすることが決まったが、Netflixにアクセスできない環境のファンに、どんなフォローをするのかも、今後大きな課題になってくるだろう。

広尾 晃 ライター

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

ひろお こう / Kou Hiroo

1959年大阪市生まれ。立命館大学卒業。コピーライターやプランナー、ライターとして活動。日米の野球記録を取り上げるブログ「野球の記録で話したい」を執筆している。著書に『野球崩壊 深刻化する「野球離れ」を食い止めろ!』『巨人軍の巨人 馬場正平』(ともにイースト・プレス)、『もし、あの野球選手がこうなっていたら~データで読み解くプロ野球「たられば」ワールド~』(オークラ出版)など。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事