年始の仕事は「いつ休むか」決めること、繁忙期でもリーダーが休暇に…ドイツ人に学ぶ、がっつり休んで成果を最大化する"とっておきの仕組み"

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引き継ぎの体制を整えていても、いざ実行してみると穴があった! なんてことはよくあります。それを事前に洗い出すために、月に1回、5分だけ「もしも会議」と称するミーティングを行います。

「もし、〇〇さんが1週間休んだら」という状況を想定するのです。

・月1回のミーティングで「誰かが休んだら困ること」を話し合う
・問題点と対策をホワイトボードやオンラインドキュメントに記録し、見直す
・緊急時に「誰が何をすべきか」の行動指針を決めておく

カスタマーサポート職と、システム管理職を例にとってみましょう。

①カスタマーサポート職

Q もしメインの問い合わせ担当者が3日間休んだら?

・リスク → FAQが不十分で、他のメンバーが対応できない可能性

・対策 → よくある問い合わせのテンプレートを整備しておく

②システム管理職

Q もしサーバー管理者が1週間休んだら?

・リスク → トラブル発生時に、誰も復旧作業ができない

・対策 → 操作マニュアルを作成し、サブ担当にも最低限の知識を共有

これら3つの施策を通じて、長期休暇や突発的な休みが発生しても、「誰がいなくても回るチーム」を作ることができます。ひいては、各自が自身のライフステージや価値観に合わせて主体的に働き方を選択し、キャリアを設計していくための「自律心」を育みます。

繁忙期にリーダーが休んで、何が起きたか?

チームのメンバーが休むケースについて解説してきましたが、ではリーダー、つまり意思決定者の不在はどう乗り切るのでしょうか? 私が目撃した一例を紹介します。

夏の太陽が照りつける8月のデュッセルドルフ。オフィスでは、チーム全員が忙しくタスクをこなしていました。その中心にいるのは、マネージャーのミヒャエル。

プロジェクトを牽引するリーダーとして、方向性を示し、あらゆる意思決定を下す存在です。その彼が、ある日の会議で淡々と言ってのけました。

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