年始の仕事は「いつ休むか」決めること、繁忙期でもリーダーが休暇に…ドイツ人に学ぶ、がっつり休んで成果を最大化する"とっておきの仕組み"

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ドイツ人のすごいリーダーシップ 上司が3週間休んでもうまくいく最高の仕組み
ドイツ企業が実践する「安心して休める組織づくり」の具体策をお伝えします(写真:kouchan/PIXTA)
「また今年も有給が消化できなかった……」。そんな経験はありませんか?
日本では「休むこと」に罪悪感を覚える人が少なくありません。一方、ドイツでは年間30日の有給休暇をほぼ完全消化し、定時退社が当たり前。それでいて生産性は日本を上回ります。
この違いはどこから生まれるのか。実は「休める仕組み」を作れるかどうかが、チームの成果を左右する重要な鍵なのです。
年始に行われる長期休暇の調整から、誰が休んでもチームが回るバックアップシステムの構築まで……。ドイツ企業が実践する「安心して休める組織づくり」の具体策を、元ドイツ在住の商社マン・西村栄基さんの新著『​​ドイツ人のすごいリーダーシップ 上司が3週間休んでもうまくいく最高の仕組み』からお伝えします。

私は2024年、日本人のように「働くために休む」のではなく「休むために働く」ドイツ人の生き方、ワークスタイルを我が国に取り入れてもらいたくて『ドイツ人のすごい働き方 日本の3倍休んで成果は1.5倍の秘密』(すばる舎)を上梓し、おかげさまで想像以上の反響をいただきました。

本稿では、さらに深掘りして、日本の職場で日々奮闘している管理職の皆さんの一助となるべく、現地でリーダー・マネージャーを務めた視点から、その抜群の生産性の秘密を解説します。

年始の仕事は「いつ休むか」を決めること!

日本とドイツの企業文化の違いの最たるものは、「休み方」です。私がその一端に触れたのは、ドイツで働き始めて初めて迎えた正月、仕事始めの日でした。

冷たい風が石畳を抜ける、年明け間もないデュッセルドルフのオフィス。部屋の中央には、壁一面を覆うホワイトボードに、巨大なカレンダーが貼り付けられています。それは、ただの日付の羅列ではなく、その年のチームの命運を左右する羅針盤なのだと、私はしばらくして知ることになります。

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