「え、いつの間にクリスマス終わった?」「年越しそばだけあればいいでしょ…」 2025年は《もっとも盛り上がらない年末年始》になりそうなワケ

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年末年始
クリスマスや大みそか、お正月とイベントが目白押しの年末年始。しかし、いまいち盛り上がりに欠けています(写真:yamasan/PIXTA)

12月24日・25日の天気は、クリスマスを楽しみたい人々にとっての“涙雨”というムードがありました。

ただ、事前に「“予定なし”が54%で過去最高水準」「市場規模は2年前から約3分の2に」(インテージ調べ)というアンケート結果が報じられるなど、そもそも盛り上がっていなかったのかもしれません。

テレビのクリスマス特番がほぼ消滅状態だっただけでなく、ネットニュースでも特筆するべきものはなし。外を歩いていても、「クリスマスセールに行くことやクリスマスソングを聴く機会、クリスマスツリーをライトアップする家などが減ったのではないか」と感じました。

家に帰ってネットを開くと、「当日までクリスマスって気づかなかった」というニュアンスの声も散見されるなど、人々の変化を感じさせられます。

インフレでもお年玉は増やさない

しかし、これはクリスマスに限った話ではないでしょう。

年賀状の送付をやめた企業は58.1%。前年から8.7%増加で年賀状じまい加速」(帝国データバンク調べ)
お歳暮・お中元は2017年から18.1%減」(ハルメク 生きかた上手研究所調べ)
大掃除実施率は51.1%で過去最低」(ダスキン調べ)
『インフレでもお年玉は増やさない』が8割。『お年玉支出は負担に感じる』が6割」(レガシーフォース調べ)

これらのアンケート結果が報じられているように、年末年始の風習全体でトーンダウンを感じさせられます。

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