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ライフ #廃墟モールの経済学

「イズミヤ撤退で空きテナントだらけに」「フロアは不気味に静まり返る」…駅前一等地でも閑散「栃木の廃墟モール」の"惨状"

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  • 坪川 うた ショッピングセンター研究家・ライター
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その後、イズミヤは売り場を市に無償譲渡し、市が後継の核テナントとなるスーパーを探すも苦戦。2016年〜2017年にかけて「キッズランドおやま」「ドン・キホーテ」「TSUTAYA」などが出店したが、施設全体で大きな空き区画を抱えている。

【画像】閑散とした店内、女子トイレは古い和式のところも…小山の「廃墟モール」の悲しい現状

モータリゼーションの進展が大きな要因

冒頭にて、廃墟モールの誕生には7つの要因があると書いた。具体的には以下の7つだ。

①競合施設の存在、②モータリゼーションの進展、③アクセスの悪さ、④動線の設計ミス、⑤施設規模の不適合、⑥運営会社の破綻、⑦核テナントの撤退

小山駅前の「ロブレ」はロードサイドの大型店に客足が流れた結果、核テナントが抜けてしまった。人がまったくいないわけではないが、車を使うファミリー層が極端に少なく、ショッピングモールとしての賑わいが失われている。つまり7つの要因のうち、①競合施設の存在、②モータリゼーションの進展、⑦核テナントの撤退が当てはまる。特に②モータリゼーションの進展が大きい。

同様の流れで、衰退した駅前の商業施設が他にも存在する。続く後編では、他の事例を取り上げつつさらに詳しく分析する。

【後編】「イズミヤが撤退→他スーパーにも誘致を断られる」…第三セクター運営で大失敗「栃木の廃墟モール」再開発の悲しい"顛末"

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