仕事・家族・お金……"心配が止まらない"のは性格でなく病気?【判定リスト付】日本人の推定約120万人が抱える「全般不安症」のサイン

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全般不安症とは、何か特定のことに限らず、さまざまなことが不安になってしまう病気です(写真:Luce/PIXTA)
生きる上で「不安」はつきもの。しかし実は、日本人の推定約120万人が、「いつも不安が止まらない」せいで日常生活に支障をきたしているというのです。
さまざまなものへの不安が長期間続き、疲れやすさや集中力の欠如など特定の症状がある場合、それは「全般不安症」かもしれません。本稿では『「いつも不安で頭がいっぱい」がなくなる本』から一部抜粋し、一般的な不安と「全般不安症」、うつ病との違いなどを紹介します。

今まさに不安でいっぱいのあなたへ

あなたは今、どんな不安を抱えていますか。

いつも頭の中が不安でいっぱいで、心配ごとが止まらない、ということはありませんか。

「健康診断で重い病気が見つかったらどうしよう」

「親が認知症になったら、どう支えていけばいいのだろう」

「買い物に行くと、物の値段が上がっていてびっくりする。将来的に安心して生活していけるのかな」

「戦争のニュースを見ていると心が痛い。日本もいつか戦争に巻き込まれるんじゃないか」

「子どもが学校でいじめにあったらどうすればいい?」

「異常気象で、安心して住めない国になってしまうかもしれない」

考え出すと、不安の種は尽きません。

そんなあなたの不安な気持ちに対して、まわりの人はこう言うかもしれません。

「誰だって不安の1つや2つくらいはあるよ。ちょっと気にしすぎじゃないの?」

頭では「確かにみんなも不安を持っている」というのはわかるけれども、明らかに自分ばかり苦しんでいるような気がする。いろいろなことが不安で疲れやすく、眠れないときもある。

そんな状態に心当たりがある人は、「全般不安症」という病気か、その予備軍かもしれません。

全般不安症とは、何か特定のことに限らず、さまざまなことが不安になってしまう病気です。

「そんな、病気だなんて……」と驚く方もいるかもしれません。

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