「5割できればOK」92歳シスターの"納得の境地" 「あきらめる」ことで人生が好転することもある

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
自分のままでいるための「正しいあきらめ方」を紹介します(写真:Anna Tolipova/PIXTA)
とかく「自己責任」を問われがちな現代社会において、「自分自身を責めたり、現状に満足できない人がなんと多いことでしょうか」と嘆くシスターの鈴木秀子さん。そんな鈴木さんは、世界が多様で豊かになるためには、自分が自分のままでいることが大切だといいます。
92歳になる鈴木さんがたどり着いた、自分のままでいるための「正しいあきらめ方」を紹介します。
※本稿は、鈴木さんの著書『ゆっくり変わる』から、一部を抜粋・編集してお届けします。

「50%の力を出し切ることができて、ありがたい」

思うような結果が出せそうにないとき。あなたは「悔しい」と思うほうですか。「仕方がない」とあきらめるほうですか。

私は自分の目標が半分達成できていれば、それで十分と思うようにしています。むしろ「50%の力を出し切ることができて、ありがたい」と感謝をします。

これは私が年齢的に「無理がきかない」という理由も大きいかもしれません。ですが、長年生きてきて得た知恵でもあります。

次ページただ「あきらめる」のでなく「身の丈を知る」
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事