「5割できればOK」92歳シスターの"納得の境地" 「あきらめる」ことで人生が好転することもある
とかく「自己責任」を問われがちな現代社会において、「自分自身を責めたり、現状に満足できない人がなんと多いことでしょうか」と嘆くシスターの鈴木秀子さん。そんな鈴木さんは、世界が多様で豊かになるためには、自分が自分のままでいることが大切だといいます。
92歳になる鈴木さんがたどり着いた、自分のままでいるための「正しいあきらめ方」を紹介します。
※本稿は、鈴木さんの著書『ゆっくり変わる』から、一部を抜粋・編集してお届けします。
「50%の力を出し切ることができて、ありがたい」
思うような結果が出せそうにないとき。あなたは「悔しい」と思うほうですか。「仕方がない」とあきらめるほうですか。
私は自分の目標が半分達成できていれば、それで十分と思うようにしています。むしろ「50%の力を出し切ることができて、ありがたい」と感謝をします。
これは私が年齢的に「無理がきかない」という理由も大きいかもしれません。ですが、長年生きてきて得た知恵でもあります。
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