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クリスマスこそ同性同士?!「デートってなんか疲れる」と考える令和の若者たちの恋愛観

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  • 金間 大介 金沢大学融合研究域教授、北海道医療大学客員教授
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在学中に存在した「なりゆきの出会い」がなくなると思っているのだ。

社会人になってから異性と仲良くなろうと思えば、必ず「自分から」「積極的に」「明確な意志をもって」行動しなければならない。そんな千万無量のリスクなど取れるはずがない。無理無理、自分には絶対ムリ。だったら一生デート経験0人でいいです──。

若者たちから、そんな声が聞こえてきそうだ。

デートはメンタルを「不安定」にする

僕はこうした心理には、安定志向の気質が介在していると感じる。

「変なこと言って空気を乱したらどうしよう」「ズレた提案をして、あとで自分のせいにされたらどうしよう」という、他人の感情に対する強い恐怖心が絶えず作動している。そんな心理状態では、デートどころではない。

言っている意味がよくわからない人のために、具体例を出して解説しよう。

たとえば、ちょっと気になる異性と自分が提案したお店へご飯を食べに行ったとしよう。

でも万が一、そのお店の雰囲気が悪かったら、もう気まずくて息もできない。

あるいは、レンタカーを借りてドライブに行ったとしよう。

でも万が一、道に迷って、「ここさっきも通ったな……」とか思われたら、またもや気まずくて息もできない。

いずれのケースも、窒息死だけはなんとか免れたとしても、その経験がトラウマすぎて、今後100年間は異性と食事にもドライブにも行けない。

デートに行く前からこんな心理状態なのだから、当日はなおさらデートを楽しむどころではない。

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【デートはリスク】

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