川﨑宗則など有名選手が参加…ドバイでプレーする野球リーグが誕生した理由

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4つのチームでスタートするということだが、国も違うし、距離的にはかなり離れているように思うが?

「まずUAEのアブダビとドバイは車で1時間半です。移動の感覚で言えば、東京と横浜ぐらいのイメージですね。パキスタンのカラチは距離があるように見えますが、北海道から博多よりも近いんです。日本の方が思うより4つのチームの距離は離れていません。

試合はすべてドバイの球場で行います。ドバイに我々の自前の球場を造りました。入場者はフレキシブルに増やせるような構造ですが、申し上げたように、昨年11月の試合では3000人くらいが入りました」

スタジアムも新設された(写真:金沢慧氏)

川﨑宗則や中島裕之などが参加

日本からも川﨑宗則(元ソフトバンク、MLBマリナーズなど)、中島裕之(元西武、オリックス、巨人など)、福田秀平(元ソフトバンク、ロッテ)など、有名な元選手が参加しているが、選手の構成はどうなっているのか?

「世界のいろいろなリーグでプレーしている有名選手が参加しますが、その下のレイヤーに若くて、まだバリバリやっていけそうな選手がいます。さらにその下にはUAEの地元枠や、パキスタンやアフリカ諸国などまだ野球がトップスポーツではない国々の選手が参加します。今回はフィンランドやポーランドなどの選手も入ってきています。

やはり地元にいると野球選手としてなかなかプレーアップされないような選手を集めています。ドバイという町は『ショーケース』のような特性を持っている街ですから、そういう若くて有望な選手がフィーチャーされるようなプラットフォームになっていくってこともリーグの意義だと思っています」

福田秀平(写真:Basebll United)
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