年末年始を楽しみつつ"正月太り"を防ぐ3つのコツ。「睡眠不足でカップ麺1杯分」「体重増からの絶食はむしろ逆効果」の怖い真実【医師が解説】

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年末年始の飲食を「まったく増やさない」のは、現実的ではありません。むしろ大切なのは、以下の3点を押さえ、ダメージをコントロールすることです。

①リズムを壊しすぎない

年越し以外は、できるだけ平日と同じ時間帯に寝起きする。睡眠時間は7時間前後を目安に確保し、「慢性的な寝不足」にならないようにする。

②食べる“順番”を整える

「野菜・タンパク質→炭水化物」の食べ方を意識して、GLP-1を味方につける。

③食べすぎたら“3日ルール”で調整する

翌日から48〜72時間は、「低脂肪+高野菜+十分な水分」を心がけ、軽い活動を増やす。極端な断食ではなく、血糖スパイクを避けつつ、代謝を維持する。

リスクを知ることが大事

年末年始の「楽しみ」を手放す必要はありません。ただし、その裏側で静かに進んでいる「睡眠とホルモンの乱れ」による「食欲の暴走」や「脂肪合成の加速」のリスクを知っておくことで、同じイベントでも、体へのダメージをかなり減らすことができます。

来年の自分の健康を守るために、先に挙げた3つの視点をぜひ意識してみてください。

久住 英二 立川パークスクリニック院長

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くすみ えいじ / Eiji Kusumi

1999年新潟大学医学部卒業。内科専門医、血液専門医であり、旅行医学やワクチンに関する造詣が深い。国家公務員共済組合連合会虎の門病院で内科研修ののち、臍帯血移植など血液がんの治療に従事。血液内科医としての経験から感染症やワクチンにも詳しく、常に最新情報を集め、海外での感染症にも詳しい。2024年12月に立川高島屋SC10階に内科、小児科、皮膚科の複合クリニック「立川パークスクリニック」を開業した。

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