「スタンド・バイ・ミー」監督夫妻殺害の闇:逮捕された次男(32)を蝕んだ家庭内の知られざる真実

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ロブ・ライナー
自宅で殺害されたロブ・ライナー監督と妻のミシェル(写真:REX/アフロ)

『スタンド・バイ・ミー』、『恋人たちの予感』、『ミザリー』、『アメリカン・プレジデント』。人々の心に残る数々の映画を手がけてきたハリウッドの名監督ロブ・ライナーと妻ミシェルが、自宅で殺された。

事件発覚の翌朝になって逮捕された容疑者は、夫妻の次男ニック・ライナー(32)。保釈金は400万ドルと設定され、彼は現在ロサンゼルスの刑務所に拘留されている。

西海岸時間14日午後3時半ごろ、ナイフで首を切られ、死んでいる夫妻の姿を発見したのは、長女ロミー。当初からロミーは、警察に「容疑者は家族の中にいる」、「その人物はとても危険」と話していたという。

長女はニックを「とても危険」

「People」は早々と容疑者はニックだと報道するも、事件当日夜の段階で、ロサンゼルス警察は「まだ捜査中」と、詳しいことを語りたがらなかった。

しかし、ライナー夫妻が住むブレントウッドは、ロサンゼルスで屈指の高級住宅街だ。セキュリティがしっかりし、勝手に入るのが難しい豪邸に「無理やり押し入られた形跡がない」という事実も、犯人が身内である可能性を示唆している。

ロブ・ライナー
事件の現場となったロブ・ライナー夫妻の豪邸(写真:AP/アフロ)

逮捕されたとはいえ、動機や詳しい背景は、今のところまだわからない。だが、セレブニュースのサイトTMZによれば、事件前日の現地時間13日にもその兆候はあった。

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