自閉症の息子と父が全サッカーチームを巡る旅行 映画『ぼくとパパ、約束の週末』

✎ 1〜 ✎ 67 ✎ 68 ✎ 69 ✎ 70
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
映画『ぼくとパパ、約束の週末』のワンシーン
映画『ぼくとパパ、約束の週末』監督:マルク・ローテムント/出演:フロリアン・ダーヴィト・フィッツ、セシリオ・アンドレセン、アイリン・テゼル ほか/上映時間:109分/11月15日(金)全国公開(©2023 WIEDEMANN & BERG FILM GMBH / SEVENPICTURES FILM GMBH)

サッカー大国ドイツに住む父親と自閉症の息子の実話を基にしたヒューマンドラマ。主人公は、幼い頃に自閉症と診断された、特別な感性を持つ10歳のジェイソン。生活に独自のルールがあり、それが守られないとパニックを起こしてしまう。ある日、クラスメートから好きなサッカーチームを聞かれて答えられなかった彼は、「ドイツ全56チームの試合をスタジアムで観戦して推しチームを決める」と言い出す。父・ミルコは、そんな息子の気持ちを受け入れ、週末にサッカーチームを巡る2人旅を始める。

しかし、それまで仕事を理由に息子の世話をすべて妻に押し付けていた父と息子の旅が順風満帆にいくはずもない。障害に関し知識や理解がない世間との軋轢など、旅路は困難なことばかり。それでも2人の間にはある約束があり、トラブルを乗り越えながらゴールを目指す旅は続いていく。

関連記事
トピックボードAD