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ライフ #廃墟モールの経済学

「最寄り駅から徒歩34分」で廃墟化…バブルが生んだ「ハマの廃墟モール」の現状と、滋賀の「明るい廃墟」が復活できたワケ

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  • 坪川 うた ショッピングセンター研究家・ライター
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しかし、「ピエリ守山」は奇跡的な復活を遂げた。「明るい廃墟」で話題になったあとに「ピエリ守山」を買収したサムティは、2014年12月に約150店舗をそろえてリニューアルオープンさせたのだ。

アクセスを改善するため、出入り口を3カ所から6カ所に増設。また関西初出店9店舗、滋賀県初出店42店舗を含むテナントをそろえ、競合と差別化を図った。さらにフットサルコートやアスレチック施設、バーベキュー場を設置して集客力を高めた。

廃墟と呼ばれたのが嘘かのように、今では多くの人々でにぎわっている。

明暗分かれた廃墟モール

「マイカル本牧」からリニューアルされ、空き区画を抱えながら営業を続けてきた「ベイタウン本牧5番街」だが、2025年の秋〜冬にテナントの撤退が相次ぎ、一時の「ピエリ守山」と同じような廃墟になっている。

「ベイタウン本牧5番街」は2025年11月末に、物件を仕入れて住宅へ再開発するエムトラストに買収された。公式には発表されていないが、マンションなどに建て替えられる可能性が高いと推測される。

「ベイタウン本牧5番街」が「ピエリ守山」のように、モールとして劇的な復活を遂げる未来はないかもしれない。それでもバブルらしい、そして「マイカル本牧」の歴史が感じられる建物を生かして再生されることを祈るばかりである。

【もっと読む】「店舗が次々と撤退」「人の気配も皆無」 まるで異空間「バブルが生んだ廃墟モール」はなぜ失敗してしまったのかでは、「ベイタウン本牧」の失敗要因について、ライターの坪川うたさんが豊富な画像とともに、より詳しくお伝えしている。

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