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ライフ #廃墟モールの経済学

「最寄り駅から徒歩34分」で廃墟化…バブルが生んだ「ハマの廃墟モール」の現状と、滋賀の「明るい廃墟」が復活できたワケ

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  • 坪川 うた ショッピングセンター研究家・ライター
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赤いピンがかつての「マイカル本牧」の位置。電車でのアクセスが悪く、バスか車に頼るしかなかった(Googleマイマップにて作成)

ニチイは、「駅から遠い立地でも周辺に観光地があるため広域から集客できる」と自信をのぞかせていた。横浜ベイブリッジの開業や地下鉄の延伸計画が浮上していたからだ。

ベイブリッジは1989年に開通し、「マイカル本牧」の一時の繁栄を後押ししたが、地下鉄の延伸は今もなお実現していない。当初は地元の反対があったと言われているが、横浜市は採算性が低いと公表している。

さらに「マイカル本牧」のオープン後、横浜市の「ランドマークタワー」をはじめとした競合が乱立し、客足を奪われていった。

バブル崩壊を引き金に経営が悪化したマイカルは、2001年に経営破綻。「マイカル本牧」の一部の棟は解体された。2010年にゲオの子会社ゲオエステートによってリニューアルオープンした「ベイタウン本牧5番街」は、2025年12月時点で空き区画だらけになっている。

「ベイタウン本牧5番街」はほとんどが空き区画(筆者撮影)
外壁にはダイソーやワットマン、ペットのコジマのサインが残っているが、施設内に入ると営業していない(筆者撮影)

「明るい廃墟」で有名になった廃墟モール

同様の理由で廃墟となったモールが他にもある。2013年頃に「明るい廃墟」として話題を呼んだ「ピエリ守山」である。

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【「ピエリ守山」廃墟化の事例】

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