「運動すれば安心」で見落とす寝たきり予防の盲点――国内のフレイル研究第一人者が示した調査結果からわかった"習慣"

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要介護にならない!―自立と寝たきりの分岐点、「フレイル」を知る
もしも、地域活動がフレイル予防の最良の方法になるとしたら、参加してみたいと思いますか?(写真:Fast&Slow/PIXTA)
人間だれしも要介護状態になるのは避けたいもの。著者の宇都宮啓氏は、その前段階「フレイル」の状態で手を打つことが大切だと説く。近年よく耳にする「フレイル」とはいったい何か? 本稿には「自立」と「寝たきり」の分岐点である「フレイル」を克服し、健康寿命を延ばすための答えがある。
(宇都宮氏著『要介護にならない!-自立と寝たきりの分岐点、「フレイル」を知る-』より、一部抜粋、編集してお届けします)

「運動」にこだわる必要なし

フレイル予防には食事が大切。もちろん、運動も大事です。しかし、実は運動に負けないぐらい効果的なフレイルの予防策があることをご存じでしょうか。それは、文化活動とボランティア・地域活動です。

下にあるグラフを見てください。これは、東京大学未来ビジョン研究センターの飯島勝矢教授(高齢社会総合研究機構機構長)の研究結果です(※外部配信先ではグラフを閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください)。

高齢者が行っている「身体活動(運動習慣)」「文化活動」「ボランティア・地域活動」の中で、どの項目が欠如したときにフレイルのリスク(危険性)が高まるかを調べ、データ化しています。

この3つすべてを日常生活で行っている人のリスクを「1.0」とします。それに対して、3つすべてを行っていない人のリスクは、16.4倍にも増えました。

(画像:『要介護にならない!-自立と寝たきりの分岐点、「フレイル」を知る-』より)
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