日並びが悪い今年のクリスマス、自宅で"香川名物"絶品チキンはいかが? ニンニクのうま味でお酒も進む「骨付き鶏」をおいしく自作する極意

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フライパンを中火にかけ、サラダ油(分量外)少々をひいて、皮目から鶏肉を焼いていきます。

焼き
トングなどで押さえて、皮を伸ばしましょう(写真:筆者撮影)

中火で5分加熱が目安。皮目が焼けたら裏返し、弱火に落として、ふたをして5分加熱していきます。5分経ったら火を止め、そのまま5分蒸らします。

この工程で鶏肉から肉汁が染み出し、皮目から引き出した脂と混ざり合ってソースとなります。お店では鶏油をかけて、高温のオーブンで焼くことで肉汁を含んだ脂を得ますが、家庭で簡単に再現するために肉を休ませる工程を採りました。

カリッとおいしく仕上げる最後のコツ

一度、鶏肉を取り出し、ゴムベラなどでソースを集めておきます。蒸らすことで皮目が湿っているので、皮目をもう一度5分、中火で焼きます。もしご家庭のレンジに魚焼きグリルがあれば、強火で皮目を5分焼くとよりお店の味わいに近づくでしょう。

お皿に盛り付け、フライパンでさきほど取っておいたソースを温め、回しかけたら出来上がりです。生のキャベツを添えましたが、残った脂と肉汁をおにぎりに絡める食べ方も定番です。

熱々のソース
最後に熱々のソースをかけます(写真:筆者撮影)

ニンニク、黒こしょう、塩というシンプルな味付けが鶏肉の味わいを引き立てます。ビールとの相性のよさは言うまでもありませんが、フライドチキンの代わりにクリスマスのディナーにいかがでしょうか。

樋口 直哉 作家・料理家

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ひぐち・なおや / Naoya Higuchi

1981年東京都生まれ。服部栄養専門学校卒業。2005年『さよなら アメリカ』で第48回群像新人文学賞を受賞しデビュー。著書に小説『スープの国のお姫様』(小学館)、ノンフィクション『おいしいものには理由がある』(角川書店)、『新しい料理の教科書』(マガジンハウス)、『最高のおにぎりの作り方』(KADOKAWA)などがある。

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