「地上波なら間違いなくお蔵入り」… 《タレント・MEGUMI》が「ヤンキー11人の恋リア」を仕掛ける"深い理由" 本人に聞いた

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「今は、言っちゃいけないことが多すぎるし、やっちゃいけないことも多すぎるじゃないですか。芸能人じゃなくても、誰でも叩かれちゃう。みんな、正解だけを選ばなきゃいけない空気がある」

だからこそMEGUMIさんは、改めて「人がどう生きるべきか」を考えるようになったと言います。

「本来、かっこいい生き方って、素直であることだと思うんです。好きも嫌いも、たとえ気が変わったとしても、自分の気持ちにまっすぐに生きる人は美しい。私自身、大事なものであればあるほど取り繕ってしまうことがあります。でも、素直に、愚直に生きることが、一番自分を守れる方法だと思うんです。これは、時代がどう変わっても失われない大事な価値観だと思います」

そしてMEGUMIさんが、この素直さの強さをいっそう実感したのが、今回、番組の主役に選んだ“ヤンキー”たちでした。

ラヴ上等
“はみ出し者”として生きてきたヤンキー男女11人が参加する(画像:Netflixリアリティシリーズ「ラヴ上等」独占配信中)

地上波だったらお蔵入り…ヤンキーに惹かれた理由

ラヴ上等
MEGUMI曰く、ヤンキー×恋リアの挑戦は「間違いなく地上波ではお蔵入りだった」という(画像:Netflixリアリティシリーズ「ラヴ上等」独占配信中)

MEGUMIさんがヤンキーに惹かれた理由は、感情にまっすぐ向き合う素直さがあったからです。「窮屈に感じる世の中で、これだけまっすぐ恋愛できる人たちは稀だ」と感じたことが、企画の原点でした。

その感覚に最初に気づいたのが、千鳥・大悟さんとのロケでした。「“あ、こういう優しさってあったよな”って思ったんです。レディーファーストなのにシャイで、不器用なのにあったかい。今の時代にはあまり見なくなった素直な優しさを感じました」。

ここから「ヤンキーの恋リア」という企画が輪郭を持ちはじめます。いまの恋愛は傷つかない選択が優先されがちですが、ヤンキーの恋愛観は真逆にあります。迷いながらも本気でぶつかる彼らの姿勢は、SNSや空気に怯え、正解を探す現代には希少です。

「だからこそ、今の時代に刺さると思ったんです」

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