Netflixゲイの恋リア「ボーイフレンド」の長短 「おっさんずラブ」的なポテンシャルが見えた 

✎ 1〜 ✎ 117 ✎ 118 ✎ 119 ✎ 120
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
「ボーイフレンド」集合写真
Netflixで全世界配信中の「ボーイフレンド」は日本初の男性同士の恋愛リアリティ番組だ。ゲイの参加者がひとつ屋根の下で共同生活する(画像:Netflix)
この記事の画像を見る(6枚)
Netflix、Amazon プライム・ビデオ、Huluなど、気づけば世の中にあふれているネット動画配信サービス。時流に乗って利用してみたいけれど、「何を見たらいいかわからない」「配信のオリジナル番組は本当に面白いの?」という読者も多いのではないでしょうか。本記事ではそんな迷える読者のために、テレビ業界に詳しい長谷川朋子氏が「今見るべきネット動画」とその魅力を解説します。

テラハっぽい共同生活を映す

Netflixで全世界配信中の「ボーイフレンド」は男性同士の恋愛を描くリアリティ番組です。地上波ではなく、多様性の扱いが一歩先行くNetflixだから実現したのか、ゲイの恋愛リアリティ番組としては日本初。7月30日に全10話が揃い、これまでNetflix公式ランキング「今日のTOP10」で1位を達成するなど、結果も残しています。

中身はというと、淡い青春を切り取ったような内容です。番組が用意した館山の海の近くにあるプール付きビーチハウスで約1カ月の間、ほぼ初対面の一般参加者たちが共同生活する様子を映し出しています。かつての「テラスハウス」を思い起こさせもします。

参加者の人数は全部で9人。下は22歳から上は36歳まで(収録開始時の年齢)。モデルにデザイナー、アーティスト、クラブダンサーといった華やかなイメージの職業が多く、細マッチョ揃いでもあります。

コーヒートラック
参加者の唯一のミッションはコーヒートラックを運営すること。ただし、美味しいコーヒー作りもひと夏の恋もガツガツしていない(画像:Netflix)
次ページマニュアル本のような恋愛ではなく、不器用な恋愛
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事