育休は「細切れ取得」こそ正解だった? フルリモート夫が明かす、家庭も仕事も回る"戦略的休み方"

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子どもと一緒にいたい気持ちが強くなり、お金の使い方や食生活が変わった幡生さん。昔の同級生に会うと「なんか若返ってない?」と言われたこともあるそう(写真:幡生さん提供)
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現在、NTT東日本サービスのカスタマー関連部署のマネジャー職として、札幌からフルリモート勤務をする幡生祐介さん(53歳)。妻はフルタイムの正社員として札幌市内の会社に勤めているが、妻の場合は在宅勤務ではなく毎日通勤するスタイルだ。

幡生さんは「今って、なんとなく『育休を長く取るほど深く育児に携わっている』みたいな風潮を感じることがあります。でもそれって本当に妻のニーズと合っているんでしょうか?」と疑問を投げかける。

どういうことなのだろうか。幡生さんのケースを詳しく聞いた。

(写真:幡生さん提供)

育休は妻のニーズに合わせるのがコツ

今から約7年前、長男の誕生のころはまだ、幡生さんはリモートワークをしておらず札幌の事務所に通勤をしていた。長男の誕生時には2週間の育児休暇を取得。休暇期間を終え、以前と同じ働き方に戻った。

朝出勤し、帰宅する頃には長男はもう眠っているのが日常。しかし幡生さんはできる限り自分も育児をしたいと思っていた。夜中も、妻が授乳する時間はできる限り自分も起きて家事をするなどの努力をしたが、それは妻のニーズと合わず意見が衝突。その後は対話を重ね、家事と育児を夫婦ふたりでうまく回せるようになっていった(詳しくは前編記事内にて紹介)。

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