「寝ていてほしい」夜中の家事を張り切った53歳パパが、妻のひと言で気付いた盲点

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今から20年以上前、東京の本社で働いていた頃は毎日夜中の3時ごろまで働き、タクシーで帰っていた。

「でも、もうそういう時代じゃないですよね。今は子どもたちが可愛くて、仕事が終わったら一刻も早く家族と過ごしたい。常にタイムパフォーマンスを上げることを強く意識するようになりました。むしろ、昔のほうが『あとは残業の時間を使って仕上げればいいや』と甘く考えていたかも」

親子
(写真:幡生さん提供)
親子
(写真:幡生さん提供)

子どもの病欠時の対応はどうした?

しかしフルリモート勤務の場合、親を悩ませるのが子どもの病欠時の対応だ。風邪などで病欠した場合でも、一日中家で大人しく寝ている子どもはおそらく少ないのではないだろうか。

「実母は高齢で日常的なサポートはお願いできない状況なのですが、義母がかなりサポートしてくれるので本当に助かっています。義母がいなかったらうちの育児は成り立たないというくらい。これにはフルリモートの制度を活用しながら、地元で子育てできる環境があるからだと思います」 

親子
(写真:幡生さん提供)

自分の持つ資源や環境を最大限に「家族との時間」を取るために整えている幡生さんだが、なぜそこまで育児にコミットしたいと思うのだろう。

後編ではその理由や、価値観・経済面での変化、そして「育休は長ければよいという世間の風潮」に一石を投じる持論について、詳しく聞く。

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宇乃 さや香 フリーライター

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うの さやか / Sayaka Uno

1982年北陸生まれ。大学卒業後、分譲マンション管理会社、フリーペーパー出版社、認知症対応型グループホームでの勤務を経験。妊娠・出産を経てフリーライターとして独立。生き方や価値観のアップデート、軽やかに生きるヒントを模索し、取材を続ける。

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