「外食=不健康」「子どもの食事=手作りが正解」はただの思い込み——。堀江貴文「料理は最高のエンタメ」、食への飽くなき探究の背景にあるもの

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普段の食事は、基本的にすべて外食で済ませている。X(旧Twitter)やメルマガを見ている人は知っていると思うが、僕は毎日のように会食しているし、1日に何軒もハシゴすることもある。

それを見た人からは、「外食ばかりで体調、大丈夫ですか?」とか「太りませんか?」とか言われる。でも、それって本当にそうだろうか?

「外食=不健康」というのは、よくある刷り込みだ。たしかにラーメンや牛丼ばかり食べていれば、偏った食生活になる。でも「外食は不健康」という決めつけは短絡的すぎる。

僕の場合、夜は仲間と食べることがほとんどだが、まれに一人で食べるときは寿司屋でつまんだり、和食を中心に少量ずついろんな素材を楽しむスタイルが多い。結果として栄養バランスも悪くない。むしろ健康的なライフスタイルになる。

「外食=悪」と決めつけるのは短絡的

そもそも、世界中に外食文化で成立している国なんていくらでもある。たとえばシンガポールの「ホーカーズ」と呼ばれる屋台文化は、毎日外食している人が多いけど、みんな健康に暮らしてる。

イタリアでも外食は日常の一部だ。友人や家族とリストランテやトラットリアに集まり、時間をかけてゆっくり食事を楽しんでいる。彼らが不健康かといえばむしろ逆で、地元の素材を使ったシンプルでバランスの良い料理を楽しむ文化が定着している。

アメリカの「ファストフード文化」ばかりを例にして「外食=悪」と決めつけるのは、あまりに短絡的だ。

日本のテレビ番組やネット記事には、「外食はカロリーが高い」「自炊のほうが健康的」といった言説があふれている。だけど、それは本質を見ていない。

正しく選べば、外食だって十分ヘルシーだし、生活に合った食事スタイルになる。むしろ、自炊にこだわりすぎて同じものを食べ続けたりしている人のほうが、よっぽどリスクが高い。

しかも、出張や会食が続くと冷蔵庫の中身はどんどん劣化していく。冷凍保存しても味が落ちる。そんなことを繰り返すくらいなら、外で食べたほうがはるかに合理的だ。

最近では、外食の質もかなり上がっている。素材にこだわる店も多いし、小皿でいろいろ楽しめるコーススタイルの店も増えてきた。

もちろん、店の選び方や付き合い方次第ではあるけれど、自分に合った外食スタイルを確立できれば、健康にも精神的にもメリットは大きい。人それぞれのライフスタイルがある。料理が得意な人もいれば、外で美味しいものを上手に選ぶのが得意な人もいる。

まずは「自炊=健康」「外食ばかりだと不健康」、そんな枠から解き放たれてみよう。

何をどう食べるかは、もっと自由でいい。

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