スキーブーム終焉でも潰れなかった老舗が見つけた「強みの掛け算」
自社の「強み」を正しく把握しているか?
私たちはこれまで、スキーポール、トレッキングポール、歩行杖、ウォーキングポールと、製造する商品を変えながら事業を継続してきました。
これらには、実は共通している当社のものづくりや技術があります。
それはどれも丸いパイプ(アルミニウムやカーボン)であり、握るモノであり、身体を支えるモノであるということです。
当時、社長であった私の父は、もともと開発畑にいたこともあり、このことを感覚的にわかって事業を展開してきたはずです。
トップダウンで進めた歩行杖やウォーキングポールという新規事業が、まさにその証と言えるでしょう。
企業が進化を遂げるには、自社の「強み」を正しく把握することが欠かせません。
それは単なる得意分野ではなく、「他社には真似できない、自社の核となる能力」、すなわち〝コアコンピタンス〞なのです。


















