初登場1位!「これは泣ける…」と話題の映画『TOKYOタクシー』 木村拓哉と倍賞千恵子がめぐる"舞台地"にも心揺さぶられるワケ

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そして、「すみれ」と「浩二」の乗るタクシーの最終目的地は神奈川県の葉山町です。葉山は、鎌倉から国道134号線で逗子を経て南下すると到着する町で、人口は約3万1000人。

葉山といえば、日本近代ヨット発祥の地。「葉山海岸」とは、森戸海岸、一色海岸、大浜海岸、長者ヶ崎海岸が4キロにわたって連なる海岸線で、「日本の渚・百選」にも選ばれています。

また、御用邸があることでも有名で、明治中期に建設されてからは、名士の別荘が建ち、「保養の町」として知られています。「すみれ」が終の住処としてこの地を選んだ理由も、よくわかります。

葉山マリーナ
日本近代ヨット発祥の地・葉山にある「葉山マリーナ」。美しい海岸線に心洗われます(写真:Yoshitaka/PIXTA)

それぞれの思い出の中にある「東京の風景」

聖地巡礼
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筆者の手元には、昭和の終盤である85年のはとバスツアーに参加した際のパンフレットがあります。

前述と同じ「半日Aコース」のルートは、皇居、明治神宮までは変わりませんが、その後、東京タワーと新宿新都心が加わり、所要は4時間~4時間半、料金は3300円となっていました。

当時、東京タワーの展望台にも上がって、子どもながらにそこから見た東京の風景に感動したことを覚えています。

はとバスツアー
85年の「はとバスツアー」のパンフレット。「車窓より新宿新都心眺望」に当時の“旬なコース”だったことがわかります(筆者撮影)
東京
こちらは「東京タワー」が25周年を迎えた1983年頃のパンフレットに掲載されていた、東京のガイド(筆者撮影)

大都会・東京には、『TOKYOタクシー』の「すみれ」や「浩二」のように、映画を観る人それぞれが体感した風景と、物語があると思います。映画を観てそれぞれの物語を思い出しながら、あらためて今の「東京」を訪れてみてはいかがでしょうか。

古関 和典 ロケ地研究家、コンテンツツーリズム研究家

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こせき かずのり / Kazunori Koseki

1973年神戸市生まれ、早稲田大学政治経済学部卒業後、旅行会社に入社。映画『のだめカンタービレ』のヨーロッパロケを担当して以降、社内でチームを立ち上げ、数多くの映画、テレビドラマ、アニメ等のコンテンツ制作の業務に携わる。2016年、TIFFCOMにおいて、『日経エンタテインメント!』と共催で「全国ロケ地セミナー」を開催し、その活動が同誌でも紹介される。2023年、法政大学大学院政策創造研究科修士課程修了。

現在は業務の傍らでロケ地研究家として「ロケ地ラボ」を主宰し、各大学や地域での講演も行っている(2015年以降、内閣官房より「地域活性化伝道師」の委嘱を受け活動)。2021年、フジテレビ『超逆境クイズ!!99人の壁』に「ジャンル=ロケ地」でチャレンジャー出場、グランドスラム達成。コンテンツツーリズム学会理事。

ブログ:https://ameblo.jp/chiiki-media/

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