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キャリア・教育 #秀吉再考

信長が本当に頼ったのは秀吉ではなく光秀だった――与えられた城の「京都からの距離」でわかる信長の"真の評価"

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  • 倉山 満 皇室史学者、憲政史家、(一社)救国シンクタンク理事長兼所長
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現代の人物でも、ドンと呼ばれる政治家は悪党顔をしています。しかし、その上をいくドン中のドンになると違います。

竹下登の善人顔たるや。竹下派はその正式名称から「経世会マフィア」と呼ばれましたが、本当のマフィアのドンは、こんな善人顔をしているのだろうなと思えます。

同時期、イタリアで首相を務めたジュリオ・アンドレオッティは、本物のマフィアでした。彼は「田舎の公務員顔」と言われました。

ちなみにご存命なので名前は出しませんが、某実力政治家とエレベーターで一緒になったのですが、強い気配は感じられませんでした。武道の達人は殺気を放たないと言われますが、それに通じるものを感じました。

ジュリオ・アンドレオッティ(パブリック・ドメイン)

スパイが大活躍した戦国時代

光秀は秀吉とは異なるタイプのインテリジェンス・オフィサーです。別名、スパイマスター。

戦国時代は、プロパガンダと間接侵略の時代ですから、スパイは大活躍します。

一般に、特に海外では、日本の中世のスパイは忍者だと思われていますが、あれは一部。スパイの仕事は情報を取ってくるだけでなく、うその情報を流す、敵を裏切らせる、敵の政治的意思決定をミスリードするなど、多々あります。

その元締めがスパイマスター。「情報史学」という学問があるのですが、これらの仕事の総称としてインテリジェンスと呼び、その元締めをインテリジェンス・マスターと呼びます。

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【秀吉が光秀に勝てた「唯一のもの」】

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