39℃の高熱なのにクリニックで検査をすると「インフル陰性」。このときに考えられる問題と対処法とは?【医師が解説】

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インフルエンザだけではない「高熱の正体」とは……(写真:Ushico/PIXTA)

インフルエンザが大流行しています。

筆者のクリニックにも、内科・小児科を問わず高熱の患者さんが次々に受診しています。多摩地域の救急病院で当直していると、高齢者だけでなく、10〜20代の若い方までインフルエンザで救急搬送されてきます。

若い人も「つらすぎて動けない」

今年流行しているA香港型(AH3)は、発熱や全身のだるさが強く、吐き気や下痢などの胃腸症状を伴う人も少なくありません。ふだんは滅多に風邪をひかない元気な若い人でも、「つらすぎて動けない」と救急車を呼ぶほど。入院が必要になる場合も多いです。

しかし、診療をしていていちばん悩ましいのは、こうしたインフルエンザそのものよりも、「インフルエンザ検査は陰性。でも39℃前後の高熱が何日も続く」というパターンです。

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