なぜ、菩薩モードの人は血糖値が整っているのか?→鍵を握るのはその裏にある「自律神経」だった

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もちろんゼロポイントに到達したからといって、もう二度と焦らなくなるというわけではない。人間である以上、心が動揺することは当然あるからだ。しかし、そんななかにあっても重要なのは、「いまの自分はいつもと違う」「ちょっとぶれているな」というように気づけること。気づきさえあれば、思考の軸をゼロポイントに戻せるわけである。

普段から自律神経が整っていれば、「今、大きくぶれているな」と気づく力が働きます。
そうなれば、感情に飲み込まれる前に立ち止まることができ、「よし、一度ゼロに戻ろう」と心を整えることができます。(207ページより)

能動的に“戻す術”を身につける

いわばゼロポイントとは、「ぶれている自分に気づき、修正しようという思いに至れる視点」。そんな習慣を身につけることができれば、ピンチのなかにあっても冷静に考えることができるだろう。

ゼロポイントには自然に戻ることもあるが、意識的に戻すこともできるのだという。ならば戻ることをただ待つのではなく、能動的に“戻す術”を身につけるべきかもしれない。

では、具体的にどうすればいいのだろうか?

まず必要なのは、血糖値を安定させることです。おにぎり1個、バナナ1本、エネルギーゼリーなど、糖質を含む手軽にとれる補食を少しずつ食べてください。細胞に安定してエネルギーが供給されていなければ、自律神経も思考も安定しません。(208ページより)

つまりここで、血糖値の重要性が意味を持つということだ。そして次に意識すべきが睡眠。とはいえ、単に睡眠時間を長くすればいいということではなく、「就寝時刻」が大切だというのだ。

理想は22時頃までに眠ること。深部体温とホルモンの分泌リズムを考慮すれば、夜ふかしよりも「前倒しの就寝」が回復力を高めます。(207ページより)
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