「動かない おじいさんにトドメ〜」 timelesz篠塚大輝《不謹慎ギャグ》炎上の"戦犯"は誰? オーディションコンテンツ発アイドルに感じた危うさ

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18日朝、篠塚さんの一発ギャグを見た瞬間、「あれ? どこかで見たことがある気が……」と感じました。

すると案の定、芸人の鼻矢印永井さんの持ちネタであることが報じられ、本人もXに「ギャグパクられた上にめっちゃ炎上してる!!」とコメント。

トラブルに発展すると思いきや、鼻矢印永井さんは怒りを見せず、「こんな機会なので急遽今回のギャグ以外でオススメの一発ギャグ動画を撮りました!ギャグ選びにお困りの方向け!無茶振りされた時のオススメギャグ10連発!!」とビジネスチャンスにつなげようとしたため、篠塚さんは救われた形になりました。

鼻矢印永井
“元ネタ”の芸人で、機転を効かせた投稿をした鼻矢印永井さん(画像:本人の公式Xより)
鼻矢印永井
粗品さんが投稿し、鼻矢印永井さんもリポストした元ネタの映像(画像:本人の公式Xより)

しかし、「本人に怒られなかったからいい」という結果オーライで済ませられる行為ではありません。芸人にとってギャグは生きていくための重要な商売道具。

特に鼻矢印永井さんはまだ知名度が低く、ギャグが知られていないだけに、それを全国放送で無断使用し、しかも「自作」として披露したうえに、「つまらない」というレッテルを貼られたのですから、著作権侵害に準ずるレベルの行為ではないでしょうか。

新人のキャパを超えるマネジメント

ただ現在23歳の篠塚さんはオーディション「timelesz project -AUDITION-(通称「タイプロ」)」を受けるまで普通の大学生で、歌もダンスも未経験。新メンバー5人が加わったtimeleszの中でも唯一の未経験者であり、最年少でもあるなど、まだ「多くのことを学んでいく」という段階であるのは間違いありません。

そのため今回の騒動では篠塚さんを責める声ばかりだけでなく、「一発ギャグをやらせるほうが悪い」というものも散見されます。

その多くは「めざましテレビ」の制作サイドに対するものであり、「生放送だから事前に内容をチェックしていたはず」「『自作ギャグ』と事前予告していたのだから内容を知っていたのでは」というものでした。

そのような疑いが浮上する以上、制作サイドにも一定の責任があることは確かでしょう。

しかし、それ以上に問題視されてしかるべきはマネジメント側のスタンス。篠塚さんの正式な芸能界デビューは今年2月で、まだ芸歴9カ月であるにもかかわらず、仕事の質量ともにキャパシティを超えている印象があります。

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