「動かない おじいさんにトドメ〜」 timelesz篠塚大輝《不謹慎ギャグ》炎上の"戦犯"は誰? オーディションコンテンツ発アイドルに感じた危うさ
アイドルとして最重要な歌とダンスに誰よりも打ち込まなければいけない立場であるうえに、バラエティや情報番組などにも出演。しかも朝でトップクラスの人気を誇る情報番組の生放送はさすがに背負わせるリスクが大きすぎるように見えます。
「新人だから許せ」は通用しない時代
芸能人の言動に厳しい視線が注がれる近年では、「新人だからうまくいかなくて当然。失敗しても許される」というマネジメントは通用しなくなりました。
主にファンが見る音楽番組の歌やダンスなら失敗しても許されますが、不特定多数の人々が見るバラエティや情報番組での発言にはシビアな視線が注がれるため、特に新人はマネジメント側が守るという意識が求められています。
事実、篠塚さんは18日の放送が「めざましテレビ」の出演3回目でしたが、笑顔より真顔が目立つなど表情が硬く、過度に緊張している様子がうかがえました。
だからなのか、一発ギャグを振られたときも、あえて「やってんな~、マジでめざまし」と悪態をつくようなしゃべり方を選択。明らかにTPOを間違えてしまうなど、一発ギャグ以外のシーンでも危うさを見せていました。
それでも篠塚さんなりに頑張ろうとしていたことは間違いなく、空回りしてしまったのでしょう。そんな姿を見ていて、「歌やダンスなどで忙しいのか、番組出演のレクチャーやトレーニングはあまり受けていないのかな」と感じられました。つまり、メディアに出るための教育や訓練が間に合っていないのではないでしょうか。
そんな新人が失敗しやすいことの背景にあるのが、2020年代に入ってさまざまな男女グループを生み出したオーディションコンテンツの危うさ。
「参加者が人生をかけて懸命に挑み、選ぶ側も全力で向き合っていく」というエモーショナルな過程を公開することで、エンターテインメントとしての醍醐味に加えて、親近感や愛着が右肩上がりで増していく。
「オーディションを稼げるコンテンツにし、デビュー前から多くのファンを獲得している」というビジネスモデルは理にかなったものであることは間違いありません。
しかし、その一方で「鉄は熱いうちに打て」とばかりにデビュー直後からのスケジュールがギリギリまで詰め込まれているという印象があります。



















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