「動かない おじいさんにトドメ〜」 timelesz篠塚大輝《不謹慎ギャグ》炎上の"戦犯"は誰? オーディションコンテンツ発アイドルに感じた危うさ

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実際、timeleszは、2月にシングル「Rock this Party」とコンピレーションアルバム「Hello! We're timelesz」、6月にアルバム「FAM」、11月にシングル「Steal The Show / レシピ」とコンピレーションアルバム「HANABI 〜in the late summer night」をリリース。

6~8月には8都市24公演のアリーナツアー、9月には千葉と大阪で大規模なファンミーティングを開催。

さらに、前述した冠番組を筆頭にバラエティや情報番組への出演。なかでも篠塚さんは一橋大学在学中であることからクイズ番組への出演が増えていますし、その他でもラジオ、CM、雑誌、ウェブなど数多くのメディアに出演してきました。

オーディションコンテンツとSTARTO社の相性

ほんの数カ月前まで一般人だった篠塚さんは、今年最も人生が激変し、心身の忙しさを極めた芸能人だったのかもしれません。懸命に挑んだオーディションが終わってから、ひと息つく時間すら与えられず、「見るものすべてが新しい景色」という状態で日々を過ごしているのではないでしょうか。

しかし、篠塚さんはジュニアとしての下積み経験がないことから、主に他グループのファンなどから「素人丸出し」「ダンスがヘタ」「空気が読めない」「ゴリ押し」などの厳しい声を浴びるケースが増えていました。

「新人が一生懸命やっているのにそれがうまく伝わらず、批判が増していく」という状態はマネジメント側の責任でしょう。

このような批判は「鉄は熱いうちに打て」の過密スケジュールによるところが大きく、それは「タイプロ」に限らず他のオーディションコンテンツにも該当しやすいところ。なかでもそれまで芸能経験の少ない新人に心身の負担をかけているのは間違いないでしょう。

ただ、他事務所では「デビューからしばらくの間は本業のパフォーマンスを優先させ、それが安定し、芸能界やメディア出演に慣れたらバラエティや情報番組にも出演していく」という慎重なスタンスのオーディションコンテンツ出身グループも見られます。

一方、timeleszが所属するSTARTO ENTERTAINMENTは、「歌と踊りはもちろんバラエティも情報番組もドラマもぜんぶこなす」という旧ジャニーズ事務所時代から変わらぬスタンスを継続。

しかし、これはオーディションコンテンツ出身の新人にとっては酷なプロデュース方針なのかもしれません。

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