なぜ「子どもの頃の日焼け」は消えて「大人のシミ」は残るのか? 皮膚のターンオーバーとシミの深い関係

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ただ、紫外線が怖いからといってずっと室内にこもっていると、ビタミンDの生成ができなくなります。また、運動不足で生活習慣病のリスクなども上がってしまいます。そもそも、日常生活を営む以上、紫外線を完全に避けるのは現実的ではありません。 必要なのは対策です。

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特に男性は紫外線に対して無防備になりがちです。最近でこそ山や海などで短時間に大量の紫外線を浴びてやけどのようになる日焼けに注意する人は増えていますが、散歩やジョギングなど一定時間、紫外線を浴びる場合でも日焼けどめを塗りましょう。

夏の暑い日だけでなく、紫外線は年間を通じて降り注いでいます。7〜8月に一番強力になりますが、5月でも人体への影響が大きいUV-Bと呼ばれる紫外線はピーク時の8割程度に達します。常にケアする意識が必要になります。

普段塗らない人は「めんどくさいな」と思われるかもしれませんが、先生のまわりは男性の皮膚科医でも、みんな日焼けどめを塗っているそうです。総じて、色白です。つまり、専門家からみれば、それだけ紫外線は怖いんですね。

日焼けどめの表示

日焼けどめの種類の詳細は省きますが、日焼けどめ製品は、UV-Bの防止効果の目安を「SPF」、UV-Aの防止効果の目安を「PA」という値で表示しています。 SPFは数字で、PAは+の数で表しており、数値や+の数が多いほど紫外線を遮る効果が高くなります。

なお、高SPF/PAほど刺激感があったり、乾燥することもあるため、用途と肌質に合わせて選ぶのがコツです。

吉森 保 細胞学者、大阪大学名誉教授

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よしもり たもつ / Tamotsu Yoshimori

大阪大学理学部生物学科卒業後、同大学医学研究科中退、私大助手、ドイツ留学ののち、1996年オートファジー研究のパイオニア大隅良典先生(2016年ノーベル生理学・医学賞受賞)が国立基礎生物学研究所にラボを立ち上げたときに助教授として参加。2017年大阪大学名誉教授。2018年生命機能研究科長。大阪大学大学院生命機能研究科教授、医学系研究科教授。

大阪大学総長顕彰(2012~15年4年連続)、文部科学大臣表彰科学技術賞(2013年)。日本生化学会・柿内三郎記念賞(2014年)、Clarivate Analytics社Highly Cited Researchers(2014年、2015年、2019年、2020年)。上原賞(2015年)。持田記念学術賞(2017年)。紫綬褒章(2019年)。

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