皮膚科医直伝!夏の「ダメージ肌」を回復、季節の変わり目のスキンケアとは? 秋以降に差がつく"肌疲れ"への対処法 鍵は「引き算」のアイテム使い

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女性が鏡越しに肌の状態をチェックしている様子
(写真:takeuchi masato / PIXTA)

夏が終わり、涼しい日が増えてきました。季節の変わり目は「肌がくすんで見える」「ごわつく」「乾燥して化粧のノリが悪い」といった肌トラブルに悩まされる人が多いのではないでしょうか。

これらは、夏から秋にかけてのシーズンに特有の紫外線ダメージによるもの。汗や皮脂の増加、冷房による乾燥など夏の間に積み重ねてきた肌疲れでトラブルが悪化することもよくあります。

皮膚科医の立場から、夏のダメージ肌に有効なスキンケア、秋に向けて取り入れたい有効成分などをわかりやすく解説します。

夏の肌ダメージの正体とは

夏の肌ダメージの主な原因は紫外線です。私たちに影響を及ぼす紫外線にはUVA(紫外線A波)とUVB(紫外線B波)があり、いずれも肌に炎症をもたらします。

その結果、肌を守ろうと皮膚の一番表面にある角質層が厚くなったり、メラニンが作られたりするようになります。

角質層が厚くなると肌の中で水分を保持する能力が低下し、結果的に肌の「バリア機能」といって外的な刺激から肌を守る機能が低下し、乾燥やくすみを招きます。

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また、夏の肌ダメージの原因には汗や皮脂も関係してきます。夏は高温多湿となり、生理的に汗や皮脂の分泌が増えます。汗を放置した過剰な皮脂は紫外線と同様、肌のバリア機能の低下をもたらします。

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