なぜ「子どもの頃の日焼け」は消えて「大人のシミ」は残るのか? 皮膚のターンオーバーとシミの深い関係

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また、加齢に伴う皮膚の特徴としては皮膚が乾燥して、薄くなることがあげられます。たとえば頬のケラチノサイトは10層程度ですが、年をとると層が少しずつ薄くなります。皮膚が薄くなり、血管ももろくなるので、若いときには問題もなかった打撲でも出血して紫色のあざができやすくなります。

皮膚の老化対策と紫外線防御

ここまで読まれた多くの人は「生き物は老化には抗えないし……シミやしわはどうしようもないのかな」と思われたでしょう。スキンケアを徹底している人の中には落ち込んだ人もいるかもしれません。

ただ、老化に人間は本当に抗えないのでしょうか。研究者の多くは、私も含めて「生物にとって老化は避けられないものだ」とは考えていません。

アホウドリやゾウガメは死ぬ直前まで若いときと同じ健康を維持してコロッと死にます。老化=死ではないのです。

実際、最近になって「老化は病気である」とする説も出ています。つまり、克服できる、治せると考えているわけです。

病気と考えるかはともかく、老化という現象にはメカニズムがあるというのが生命科学者の中では共有されつつあります。神様が決めた絶対に抗えない現象ではないのです。

とはいえ、現段階では、加齢による肌の衰えも光老化も完全に止めることはできません。

ただ、一時的に食い止める方法はいろいろあります。最も有効なのはとりあえず紫外線を浴びないことです。

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