「韓国ファッションが下火に?」 Z世代女子が2000年代初期の《COACH》に魅せられる背景

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このような中堅ブランドがZ世代にあまり刺さらない一方で、オールドコーチが再び注目を集めているのは、Y2Kトレンドを取り入れつつも、周囲と差別化を図りたいというZ世代の価値観に合っているからだ。

近年は、SHEINなどのウルトラファストファッションの拡大により、手軽に最新トレンドを楽しむ一方で、他者と服が被ってしまうなど、差別化が図りにくい傾向にある。

だからこそ、オールドコーチのような2000年代初期当時のデザインや質感を再現できるブランドは、トレンドを取り入れる際でも、量産的なウルトラファストファッションとの差別化ができ、Z世代の間で再評価されている。

カジュアルブランド「ホリスター」も人気に

その代表例が、アメリカのカジュアルブランド「ホリスター」だ。2000年代初期に流行したデザインを忠実に再現したY2Kコレクションを展開し、ファー付きのジャケット、パーカーなどのアイテムがZ世代の間で話題となっている。

(TikTokユーザー@wagamamaprinces提供)
(@_mo0__8提供)

このように、時代や流行に合わせてブランドを変化させていくのではなく、当時のブランドらしさを生かしつつ、トレンドとうまく共鳴させていくことが重要になってくる。

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