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「効果が出ている企業はたった5%?」生成AIで稼ぐための3つのヒント

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  • 大野 隆司 経営コンサルタント、ジャパン・マネジメント・コンサルタンシー・グループ合同会社代表
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もちろん、ホワイトカラー職からブルーカラー的業務への転換には心理的ハードルがあるものです。

しかし、先ほどの北浜グローバルの例を踏まえれば、訪問営業、フィールドサービス、カスタマーサクセス、プライベートバンカー的な業務など、業界を超えて「人の関与が価値を生む領域」に、まだ多くのビジネスチャンスがあるはずです。

経営者こそ「経験から学ぶ」姿勢を

AI導入の成功には、経営層のコミットメントが不可欠といわれます。

「トップがリーダーシップを発揮し、生成AIを経営課題に据える「CAIO(最高AI責任者)を設置せよ」といった提言は確かに増えています。

CAIO設置、AI専門組織の創設、AI人材の増員、Difyなどの生成AIツールを使える社員の拡大──これらはいずれも正しい方向性です。

しかし、それらは「目的」ではなく「手段」にすぎません。

経営トップが示すべきは、「AIで何を実現し、どう変わるのか」という明確な目的です。

「業務効率化だけで本当にいいのか」「新規事業による成長も視野に入れるべきではないか」──これが本質的な問いです。

DXブームの際、多くの企業が巨額のデジタル投資を行いましたが、「X(トランスフォーメーション)」を実現できた企業はどれほどあったでしょうか。

「同じことを繰り返して違う結果を期待するのは狂気だ」と言われます。

生成AIの波に乗る前に、DXで得た経験を振り返り、AI導入の「目的」を再考することが、いま最も重要だと考えます。

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