東大合格者が紹介!子どもに「勉強なんてなんの役に立つの?」と言われたらおすすめしたい本5冊
最後は、中高生のなかで、「社会の勉強なんて、暗記ばかりでつまらない」と感じている子どもに読ませたい一冊です。『地政学が最強の教養である』は、「なぜこの国とこの国が対立しているのか」「なぜ戦争は起こるのか」といった“リアルな社会の構造”を解き明かしてくれます。
社会の教科書で学ぶことは、世界のニュースを理解するための前提知識です。為替の変動も、資源の争いも、歴史や地理の知識があって初めて「なぜ」が見えてくるものです。この本は、社会の勉強が単なる暗記ではなく、“世の中を生きる力”になることを体感させてくれる一冊になっています。
また、地理学だけではなく、歴史的な背景も踏まえた上での知識を教えてくれるというのもこの本が面白いポイントです。「過去の出来事から考えると、今後こうなっていく可能性が高い」というような、歴史を踏まえた未来の予測の立て方を教えてくれて、これからのニュースを読み解く上でいかに歴史の勉強が必要なのかを教えてくれる一冊です。
勉強とは生きる力を育てるもの
言うまでもなく、勉強の意味とは、「テストで点を取ること」ではなく「自分の頭で考える力を鍛えること」だと言えるでしょう。
ですから、子どもが「勉強なんて意味ない」と言うとき、それは“目に見える成果”しか勉強の価値として感じられていないからそういう発言をしている可能性が高いわけです。けれど、社会に出てから求められるのは、正解を覚える力ではなく、「考える力」「整理する力」「仮説を立てる力」ですよね。
今回紹介した5冊は、その“見えにくい学力”を、社会の文脈からわかりやすく示してくれます。親子で一緒に読むことで、「勉強とは生きる力を育てるものだ」という原点に気づけるはずです。ぜひ読んでみてください。
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