東大合格者が紹介!子どもに「勉強なんてなんの役に立つの?」と言われたらおすすめしたい本5冊
次は中高生向けの一冊で、社会に出てから活躍して、年収の高い職業に就きたい!と考えているような人向けの一冊です。
タイトルからして衝撃的ですが、「勉強=社会人の基本」であり、仕事ができる人は結局、学校の勉強をしっかりと応用することができている人だ、ということを教えてくれる一冊です。ビジネスの現場で解決を求められるシチュエーションを紹介して、実はそれが、学校で学ぶ内容と驚くほど一致している、ということが語られています。
たとえば、営業で相手のニーズがわかる人は、国語で“文の構成”を理解している人。「数字に強い人」は、数学で“前提条件を整理して筋道を立てる力”を鍛えてきた人だ、などなど。
つまり、学校の勉強は“科目の知識”そのものではなく、「考え方の訓練」だったということを教えてくれます。この本を読むと、子どもも大人も「勉強の延長線上に仕事がある」という実感を持てるようになれます。ぜひ読んでみてください。
中高生で、数学が苦手な人に対して読んでもらいたいのがこの一冊です。「戦略的思考=数学的思考」だと気づかせてくれる本になります。別に学校の勉強について触れられているわけではないのですが、先ほどの『学校教育は最強のビジネススキルである』と併せて読むと、「ああ、自分の今学んでいることは社会に出てからモノを売るのに役立つんだな」という実感を持たせてくれると思います。
この本の著者の木下氏は、競争を避け、視点を変えて“戦わずに勝つ”方法を説きます。これはまさに、数学で学ぶ“場合分け”や“マトリクス思考”そのものです。
さらに、数字を数字として終わらせて、「伸びた」「売れた」というような短絡的な思考で完結させるのではなく、数字の裏にある、「顧客の置かれた状況」「何がうまくいっていないのか」などを正しく分析していくための思考も書かれており、数学の一歩先には何があるのかということを感じさせてくれます。
「勉強で培った考え方が、社会でどう応用されるか」を生きた事例で教えてくれるという意味で、おすすめの一冊です。




















無料会員登録はこちら
ログインはこちら