東大合格者が紹介!子どもに「勉強なんてなんの役に立つの?」と言われたらおすすめしたい本5冊
小学生や中学生の子どもに、科目ではない「社会」を知ってもらうための1冊目としておすすめしたいのが、『親子で学ぶ どうしたらお金持ちになれるの?』です。タイトルの通り親子で読める構成になっているので、読みやすい本だと言えます。この本では、「お金」「社会」「勉強」を“人生の仕組み”として楽しく学べる本です。
たとえば、「なぜ銀行にお金を預けると利息がつくの?」「働くってどういうこと?」といった、子どもが抱きやすい疑問に対して、論理的に、そしてやさしく説明してくれます。
大人が読んでも、「なるほど、そういう構造だったのか」と納得できる内容で、家庭の“経済教育”にも最適です。
また、この本の良さは、勉強=知識の積み重ねではなく、世界を読み解くための武器だと気づかせてくれるところだと思います。知識量を得るためのものなのではなく、世の中をしっかりと深く理解し、社会の仕組みを読み解く前提になるのが勉強である、というのをしっかり説明してくれます。子どもが社会に興味を持ち、「知ることが楽しい」と思えるきっかけになる一冊だと言えます。
中高生向けですが、イラストが多いので賢い子なら小学生でも読めるかもしれないのが、この『東大の先生!文系の私に超わかりやすく数学を教えてください!』です。タイトルの通り、東京大学の西成活裕教授が、「数学の考え方がどう社会に生きるのか」をやさしく語っており、「文系だから数学苦手でいい」と思っている高校生や大人に対しても刺さるような面白い一冊です。
ここでは、数学は「正解を出す学問」ではなく、「筋道を立てて考える学問」だと説明されています。数学の論理構築力が、いったいどんなことに役に立つのか。論理的に推論を積み重ね、答えへの階段を積み上げていくような「多段的な思考」を教えてくれる一冊です。
“文系”と“理系”を分ける境界線を軽やかに越えて、誰もが「考えることの楽しさ」を感じられる内容になっているので、「数学なんて役に立たない」と言う子どもにこそ読ませたい一冊です。




















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