日本初開催の"静寂の五輪"デフリンピックが実はスゴい! 観戦無料で日本の金メダル候補が多数、協賛には大手企業がズラリ…知られざる「全貌」

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大会の協賛には、アマゾンジャパンや朝日新聞社、アシックス、JTBなど名だたる企業が全160者もズラリ。

「スポンサーの中には新興企業も。音を可視化するなど『新しい観戦体験』ができる技術もいろいろ実施されるそうです。例えば、卓球やバドミントン会場ではボールが弾む音など競技中の音をオノマトペで表示する『ミルオト』が体験できます。柔道会場では競技音を振動で感じられるデバイスの貸出が予定されています。

また、今大会は大手広告会社が関与せず、東京都が中心になって進めているのも特徴です。そういう意味では『東京2020オリンピック・パラリンピック』の課題に正面から取り組んでいるとも言えます」

小池百合子都知事
小池百合子都知事も「100日前イベント」に駆けつけ、選手を激励(写真:東京都)

ボランティア枠も大人気、この祭典を楽しんで

今大会のボランティアには、なんと定員の5~6倍の応募があった。期間中、約3500人が活躍予定で、手話言語でのコミュニケーションが可能な人も多いという。

「近年は『東京マラソン』などでもボランティアは高倍率です。『東京2020オリンピック・パラリンピック』が無観客開催だったことから、準備していたのに活躍しきれなかったボランティアの方も大勢いました。

だから、“同じ東京だし、デフリンピックで頑張るぞ”と東京2020大会のリベンジとして応募した方もとても多かったと聞いています。日本中でボランティア文化が確実に根付き始めているのを感じますね」

星野さんは、日本で行われる国際的スポーツイベントとして、今回の祭典を純粋に楽しんでもらいたいと語る。

「デフリンピックやデフの選手たちは、まだまだ知名度は低いです。みなさんに少しでも注目してもらえると、選手たちにはそれが大きな力になります。同時に聞こえない人、聞こえにくい人の存在や手話言語などについて、みなさんに知ってもらえる大きなきっかけにもなれば。選手は本当に頑張っていますので、ぜひ応援していただけたらうれしいです!」

池谷 百合子 フリーライター

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いけや・ゆりこ / Yuriko Ikeya

静岡県出身。大学卒業後、パソコン誌の編集部をへて、週刊誌の編集部に20年在籍。芸能人インタビューを中心に、エンタメ、マネー、生活実用など幅広い記事を担当。現在は週刊誌を中心にWEB媒体で執筆している。好きなものはビール、スキューバダイビング、沖縄、投資、フリマ、ドラマ。

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