日本初開催の"静寂の五輪"デフリンピックが実はスゴい! 観戦無料で日本の金メダル候補が多数、協賛には大手企業がズラリ…知られざる「全貌」

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

今大会に出場する日本選手は270人(男子158人、女子112人。9月1日発表時点)で、史上最多。70~80の国・地域から、選手約3000人が集まる。今大会では、全競技において日本選手が出場する。

「パラリンピックよりは、やや小規模です。開会式や閉会式は渋谷区の東京体育館で行われます。陸上競技のメイン会場は駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場、水泳は東京アクアティクスセンター、テニスは有明テニスの森、柔道・空手は東京武道館など、会場に大小はありますが、都内公共施設が利用されます。

ただし、サッカーは福島・Jヴィレッジ、自転車競技は静岡・日本サイクルスポーツセンターなど、1都2県での開催です」

デフリンピックならではの競技もある。ボウリングとオリエンテーリングだ。

「オリエンテーリングは地図とコンパスだけを頼りに、コース内に設置された“コントロール”(チェックポイント)を順番に通過し、ゴールする『速さ』を競います。勝敗を左右するのは地図を読む力や判断力、そして総合的な身体能力。楽しそうですよね。今回は日比谷公園と伊豆大島(裏砂漠)で行われます」

目標はメダル31個以上! 有力選手も多数

実はデフリンピックにおいて、日本は強豪国のひとつ。前大会(2022年ブラジル)では過去最高となる30個のメダルを獲得している。

「前大会はコロナ禍での開催でした。大会期間中、新型コロナに感染した日本人選手が出たことで、残念ながら途中棄権をして全員が帰国をしました。それにもかかわらず、過去最高のメダル30個。今大会では、31個以上のメダル獲得が目標に掲げられています」

有力な金メダル候補選手もたくさんいるという。

デフリンピックのメダル
デフリンピックのメダルたち。神々しい……!(写真:東京都)
次ページ日本で唯一、陸上100mの金メダリスト
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事