日本初開催の"静寂の五輪"デフリンピックが実はスゴい! 観戦無料で日本の金メダル候補が多数、協賛には大手企業がズラリ…知られざる「全貌」
水泳もお家芸のひとつ。5大会連続出場となるレジェンドは茨隆太郎選手だ。
「前大会では個人メドレー、バタフライ、自由形などで4個の金メダルに輝くなど、過去4大会で計19個のメダルを獲得。個人種目だけでなく、リレーにも出場します。金持義和選手は、4大会連続出場となる背泳ぎのスペシャリスト。この二人だけでも、多数のメダル獲得が期待されます」
女子の注目株は? チーム競技も見逃せない
もちろん女子選手にも注目株はたくさんいる。その筆頭は、自転車競技の早瀬久美選手。聴覚障害者として日本で初めて薬剤師免許を取得している。
「4大会連続の出場で、過去3大会すべてでメダルを手にしています(前大会は銀)。卓球の亀澤理穂選手も3大会連続出場です。今までの最高は銀メダルなので、“今大会こそ金”と気合いが入っており、女子シングルス、ダブルスなど複数種目に出場予定です。空手の小倉涼選手は、開会式で旗手のひとりを務めます。前大会は型、組手の2種目において金メダル。ぜひ両種目での連覇が見たいですね」
最後に、忘れてはいけないのが、チーム競技。女子バレーボールは前大会で金メダル有力候補だったが、先述のコロナによる途中棄権で準決勝を前に帰国したため、順位は4位。
「その前の2大会ではともに金でした。昨年、沖縄で行われた(デフの)世界選手権では優勝。今回は8年ぶりの金奪還に燃えています。監督は元全日本代表で北京オリンピックにも出場した狩野美雪さんです。そして、男子サッカーにも注目していただきたいです。デフリンピックでのメダル実績はまだありませんが、2023年の(デフの)世界選手権で準優勝、2024年には(デフの)アジア王者になっています」



















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