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なぜZ世代には「正論」より「共感」が響くのか?Z世代が本当に求めている魔法の「共感ワード」とは

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  • 加藤 芳久 株式会社ファイブベイ取締役副社長、組織変革コンサルタント
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「この人は私のことを理解しようとしてくれている」と感じたときです。

言い換えると、「自分のために時間を使ってくれている」と思った瞬間です。

その時、彼らはスマートフォンの画面ではなく、あなたの顔面を見ることでしょう。

Z世代が本当に求めている魔法の「共感ワード」3選

共感ワードとは、相手の感情や考えに寄り添い、理解していることを言葉で伝えるためのフレーズです。「わかる」「そうなんですね」「それは大変でしたね」といった言葉が代表的です。相手に安心感を与え、より深いコミュニケーションを築くために使われます。

早速ですが、代表的な共感ワードについて考えてみたいと思います。

「わかりみが深い」

Z世代にとって、共感の言葉は何よりのご馳走になります。

「わかりみが深い」という言葉に関しては、正直最初に聞いたときは思わず吹き出してしまいました。でも、これがZ世代の言葉なんだなと受け止めるようにしています。

「わかる」を強調する表現になりますが、相手の言っていることに対して、強い共感や同意を示しています。「わかりみ」とは一体何だろうと調べてみたら、形容詞を名詞に置き換えた言葉だそうです。形容詞の語幹に「〜み」をつけて名詞化する、Z世代特有の表現でした。

本来は「ありがたみ」「おもしろみ」のように使われる接尾辞ですが、「わかる」を名詞化して「わかりみ」とし、その度合いが「深い」と表現しています。論文やビジネスの場では不適切ですが、友人との会話やSNSなど、カジュアルな場面で用いられます。ある種の言葉遊びでもありますね。

具体的な使い方としては、「仕事終わりのビール、最高だよね。わかりみが深い」。「試験勉強、一夜漬けで乗り切るのわかるわ。わかりみが深い」などと使うようです。

これらは、Z世代ワードから学ぶべき「共感の姿勢」ではないでしょうか。

とはいえ、40代、50代のリーダーや管理職の方がZ世代の言葉を使うのは抵抗があると思います。なによりZ世代からすると、急に若ぶった言葉遣いを聞いた瞬間に「引く」ことになります。

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【使える共感ワードの例】

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