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「アルコールは適量なら健康にいい」は本当か? 一度は聞いたことのあるこの言説を否定するのが『
小さな町の精神科の名医が教える メンタルを強くする生活習慣』の著者である飯塚浩氏です。今回は同書から一部抜粋・再構成のうえ、アルコールと健康の関係について解説します。
「適量なら健康に良い」は本当か?
かつては“フレンチ・パラドックス”に象徴されるように、赤ワインの適量飲酒が心臓病リスクを下げると語られました。しかし最新の解析では、飲酒量が多い人ほど心血管イベントがむしろ増えると示されています。
2022年以降、WHOやカナダ保健省は「健康目的で飲むメリットは立証されていない」と明言し、安全な飲酒量は存在しないという国際的コンセンサスが形成されつつあります。
がん:口腔、咽頭、食道、乳房、大腸など少なくとも7種類はアルコールで発がんリスク増加。
肝障害:(純アルコール量で)20g/日超からアルコール性脂肪肝→アルコール性肝炎→肝線維化・肝硬変へ移行しやすい。
高血圧・脳卒中:(純アルコール量で)10g程度の少量から血圧が直線的に増加し、脳出血リスクが上がる。
アルコール依存症:ADH1B高活性型+ALDH2活性型の組み合わは依存症リスクが高い傾向。
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【ポリフェノールは緑茶など他の食品で摂るほうが現実的】
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